母 帰る 3
「ちょっと小耳にはさんだのですが、知盛殿を九郎の所に居候させるとか」
「お、さすがは弁慶、地獄耳だな」
「止めてはもらえませんか?」
「あぁ? どうしてだ?」
「あの2人が同じ部屋に……、考えただけで頭が痛くなります」
「どうして…って、ま、だいたい想像はつくがな」
「今年の1月2日だけでも、僕がどれだけ振り回されたか御存知ですよね」
「まぁ…、な」
「原子炉でキャンプファイヤーをやるようなものですよ」
「どっちが原子炉でどっちがキャンプファイヤーなんだろう、って興味はこっちに置いといて。
類友で案外上手くいくんじゃねえか?」
「無責任なこと、言わないでくださいね。
どうしても知盛殿を居候させると仰るなら、こちらにも考えがあります」
「お、どんな考えだ?」
「僕のところに居候させます!」