譲君と遊ぼう 2









   「有川弟、お前、夕餉にいったい何を盛った?」



   「お、俺は何も盛ってなんかいない!」



   「厠通いが止まらん」



   「だから俺は何も……。あ! ただ…」



   「ただ?」



   「先輩が遊びに来てたから…」



   「厨房に、か?」



   「ああ。それに俺、ちょっと用事が出来て、キッチンに居なかった時間があったからな…」



   「白龍の神子一人を厨房に残して? ククク、天の白虎は大胆でいらっしゃる…」



   「先輩は、鍋が焦げ付かないようにかき混ぜていただけで、

    他には何もしていないって言っていたから、それ程、気にしていなかったんだけど…」



   「気にしていなかった? そう言う割に今日のお前は、妙に少食だったな。

    ……なるほど、オレは『毒味』ってことか。ククク、悪くない考えだ」



   「そんなつもりは…」



   「それにしても、白龍の神子恐るべし」



   「ホントに…な。でも、それ以上に恐ろしいのは」



   「ホオ、それ以上に恐ろしいのは?」



   「お前以上に大量にあの鍋を食べながら、ケロっとしてる兄さんだよ」


   「還内府殿あにうえ……か。
    なるほど、神子と還内府バカふたりが仲良いわけだ。

    お前……、その二人を相手にするおもりするのは、命がけだな、ククク」



   「……最近、3人に増えたしな」











08/01/23 UP
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